北海道・十勝・札幌

北海道-農協ランキング

 

 

 

 

 

 

 

前回に引き続き『財界さっぽろ』より、農協ランキングを読んでみました。

あくまで売上高のみのランキングですので、利益率などはわかりませんが、それでも各地域の農業の力を読み取ることもできます。

ベスト20の中には十勝から、
3位士幌JA、5位清水JA、7位めむろJA、9位帯広かわにしJA、10位上士幌JA、12位鹿追JA、13位おとふけJA、15位新得JA
と8JAが入っているのでさすがと言えるところです。

士幌JAは日本一のJAと言われ、特に畜産売上が250億円と突出しておりますが、清水JAも生乳121億円・肉用牛82億円などバランスが取れた販売高と初めて知りました。

北海道全体で考えても小麦、ビート、馬鈴薯、玉ねぎ、生乳などは国内シェア1位ですので、農業生産高の向上は北海道経済の対全国への活性化につながるわけです。

北海道内-信金ランキング

 

 

 

 

 

 

 

 

先月の『財界さっぽろ』に信金のランキングが載っていて読んでみました。

ここ数年でも信金同士の合併がありましたが、現状での北海道内の信金の数は20。
北海道信金は2015年に札幌信金・北海信金・小樽信金が合併した組織のため、預金残高と貸出残高ともに圧倒的トップとなっております。

十勝の帯広信金は、預金残高7,000億円、貸出残高3,000億円を超え、業務純益(営業利益)も含めてトップ3に入っている点で健全性がうかがえます。
さすがに農業経済に力があるために信金の内容も良い内容となっております。

そもそも信金(信用金庫)と銀行の違いは、まったく違う組織です。
銀行は、株式会社で株主の利益を目的とした、全国企業との取引が可能です。
信金は、地域の利用者が会員となって相互扶助を目的とした協同組織で主な取引先が中小企業や個人です。

地域に根差した組織として北海道内での事業者を応援していっていただきたいところです。

農業生産基盤強化プログラム

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道、十勝は農業生産を経済基盤としてきた地域です。

それがEPATPPという自由貿易協定でこれから10年ほどで大打撃を受けるのでは、という危惧が持たれております。

北海道全体で言っても過去に貿易自由化規制緩和で多くの業種が打撃を受けてきたことを忘れてはいけません。

林業:昭和39年(1964年)頃からの木材輸入全面自由化により国内自給率95%⇒平成14年18%
漁業:昭和52年(1977年)頃からの200海里経済水域の設定により、漁獲量が急減。
小売:平成12年(2000年)に大店法が廃止され地方商店街はそれまで以上に厳しく

農業については、日本の食糧基地-北海道はこれまで関税もあり、海外からの大きな波を抑えてきましたが、
これから10数年を掛けて、その関税はじわじわと下げられていくわけです。

貿易自由化の荒波にどう向き合う? 岐路に立つ農業王国“(NHK札幌放送局)

そのような中で日本の農業は、北海道の農業は生産基盤を強くしなければならず、国としてのビジョンを掲げているのが2019年12月10日に決定された「農業生産基盤強化プログラム」でもあります。
もちろん補助金で短期間は農家さんを支援できるかもしれませんが、
長期的には海外に絶対負けない生産基盤を作らないといけません。
そうしないと北海道農業、日本の農業が崩壊してしまうかもしれない。

農業生産基盤強化プログラム」は写真の農業新聞にも書かれております通り、
輸出向けの産地形成や担い手不足などへの対応を大きく唱っておりますが、個人的には
「和牛生産、米国や中国への輸出拡大を見込み2018年の14万9000トンから2035年30万トンまで増やす目標設定」
を注目しておりまして、繁殖雌牛の増頭奨励金や和牛受精卵の利用促進の補助金が出る可能性もあります。

十勝大樹町のロケット事業

日本政策投資銀行さんによる大樹町(たいきちょう)–ロケット事についての講演をお聞きしました。

世界では、民間の宇宙ビジネスが広がってきていますが、日本では官需が9割で、本当に民需取り込みが大切になってきます。
現状の国内宇宙機器産業規模は3,500億円で今後も伸びが期待されるわけです。

十勝大樹町の優位性というのは
①東と南方向への広い打上げ方位角
②拡張できる広大敷地
③航空宇宙実験施設として30年超の実績
地元の理解と協力がある
⑤ロケット打ち上げに適した気候条件
⑥とかち港や帯広空港など宇宙機器輸送の利便性
など色々とあるわけです。

すでにIST(インターステラテクノロジー)が大樹町に拠点を構えていますが、
今後さらに開発型企業や研究機関が来てくれることで、雇用創出、出張者、社会インフラ、商業施設、
により経済効果が望まれます。

北海道の基幹産業である一次産業を中心に労働力不足交通網や災害時の脆弱性などの課題がありますが、
ロケットによる衛星データはこれらの課題に対する解決を、
スマート農業漁場予測二次産業でもi-Constructionの建設業、自動走行運輸業など
にも活かされるだろうとのお話でした。

2020年度北海道開発予算要望

 

北海道建設新聞に2020年度(2021年3月期までの一年間)の北海道開発予算要望が
載っておりました。

例えば2019年度のものはこちらに載っております。
http://www.mlit.go.jp/hkb/hkb_tk1_000044.html

 

 

 

 

 

 

やはり公共事業を主とする土木建築業者さんにとって北海道の次年度の仕事量は気になる所です。
2020年度は2019年度より全体として566億円(37%増)の2,096億円を求める方針です。
特に農林水産基盤整備は前年比265億円増で、その大部分が農業農村整備の増額です。

個別に見ていきますと「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策推進」を
もとに昨年の胆振地震を受けて地震津波の復旧被害防止などにも力を入れています。

北海道農業の最重要課題と対応

 

日本農業新聞の北海道欄に参院選候補者による、北海道農業の最重要課題と対応について書かれてありました。
いくつかを抜粋して記載してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

・後継者不足について
少子高齢化が進む中で担い手の確保が大きな課題。
安定的な収入を見込めない農業を我が子には継がせられない。
日米貿易協定に反対し、個別所得補償制度の法制化で安定化を図る。

・農業基盤の整備
農地集積の促進、大規模生産を組織する、
若者や女性をはじめ、農福連携など多様な担い手を確保し、
スマート農業などによる省略化に取り組む。

・農家数の減少と家族経営
北海道農家は最近10年で2割以上も減っている、
今後も安心して農業ができるように家族農業の支援計画を作る。

ニセコの宿泊税

 

海外の方から人気の北海道の観光地-ニセコを抱える倶知安町が2019年11月から、
宿泊料金の2%に対して「宿泊税」というものが課されることになりました。

ニセコ宿泊税、全国初の定率制に”(朝日新聞

定率制ですので金額が大きな富裕層の負担が大きくなることになります。

倶知安町の2017年度1年間の宿泊人数は127万人、その約3分の1の43万人が外国人。
毎年、外国人の観光客・宿泊数が増えているためにこのような税金が課されたのでしょう。

市町村の条例で決めればこのような地方税制が作れることは意外と思われるかもしれませんが、
このお金の使い道がしっかりしたものであれば町の振興に資するでしょう。