レビュー『本社は田舎に限る』

 

 

 

 

 

 

 

 

本社は田舎に限る』吉田基晴 講談社

人口7,000人の本別町や農業が盛んで自然の多い帯広市に拠点を持つ当事務所にとって、
とても興味惹かれる題名で読んでみました。

著者の吉田社長さんは東京でIT会社を経営していましたが、生まれ故郷でもある
人口6,700人程(2019年3月時点)の徳島県美波町に本社を移しました。

その結果、起こったことは
・豊かな自然を生かせば様々な趣味を楽しみながら仕事ができるようになり、町外からの雇用が増え採用問題が解決した。
・地域における役割(行事、飲み会、行政委員等)が増え都会では得られなかった満足感生きてる実感が得られた。
・田舎の少子高齢化、買い物難民、後継者不足、限界集落、学校消滅、という問題解決をすること自体がビジネスチャンスとなった。
・田舎はそこにいるだけで感謝してくれる場所だと気づいた。

などなど、昔と変わってきた時代背景を生かし、田舎で良い形を作れた事例が色々と書かれております。

日本の高度経済成長期は製造業が主で、生産設備(工場)の場所に合わせて生活の場所を決めるのが当たり前でしたが、
今は時代が変わり「生活の場所に合わせて働く場所を決める」ことが常識となりました。

会社の持つ物理的制約や時間的制約をどんどん取り去り、社員が好きな時に好きな場所で働ける、そんなことができないと
これからは人を雇えなくなるかもしれません。

 

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